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金の薄膜上に白い筋が見えますが、これは欠陥なのでしょうか?

バイオナノではガラス基板上に金の薄膜を蒸着させています。
ガラス基板の製造過程で筋状の窪みや穴状の構造がガラスの表面あるいは内部に出来てしまうのはガラス形成の性質上避けられないそうです。有機汚染物の洗浄に使用する薬品でガラス表面が侵され、これらの構造体がガラス表面に出現する場合があります。

これが白く筋状に見えます。

これらの構造体の出来方はガラス供給者により異なります。使用する薬品に因りガラス表面への浸食程度が異なり、また構造物が表面からどれ程の深さに有るかにより、表面への現れ方は異なります。残念ながら構造体の深さは基板毎に異なっています。過去には化学洗浄を行う前から、構造体の上の層が薄いために構造体が見えることもありました。

当初、筋状の構造が見えても基盤を欠陥品とは考えておりませんでした。バイオナノをお使いになるお客様にとってはこの筋状の構造は問題になさらないと考えていたからです。

例えば分子間力顕微鏡でバイオナノをお使いになる方々には、センチメートル級の筋状の線が有ったとしても、マイクロメーター級の平らな面が有れば満足してお使い頂けるからです。

ですが、現時点では欠陥品と位置づけています。

欠陥構造が出ない様、洗浄方法を変え、ガラス供給者も変えました。この様に洗浄方法と供給者を変えることにより、化学薬品でガラスを侵す事もなく洗浄が可能となり、今までとは異なる基盤を使う事により、筋状の窪みはガラス表面だけでなく、表面直下にもなりました。ですが、あらゆる種類の構造欠陥あるいは微少な構造欠陥を全く持たないガラススライドを製作することは殆ど不可能であることも事実です。これは単にガラススライドの製造法の結果です。

今後も引き続きこの様な構造的な欠陥を抑える様改良・改善を重ねて参ります。




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