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AU(111)の雲母を切断したいのですが、どうしたら良いでしょうか？

金の薄膜でカバーされた領域を切り離するには、高性能のハサミまたは鋭利なカッターをお使い下さい。 作業には手袋の着用をお願い致します。雲母の両端を手でもって金の膜には触れないようにしてください。また雲母を曲げたりすると金の薄膜が剥がれる可能性があります。出来れば蒸着されていない雲母で練習をされてから本番の切断を行ってください。 （練習用の雲母も用意しています。） 切断には次の様なハサミをお使い下さい。 このハサミはスイス製の「Swissors」です。 大変申し訳ありません。Phasius社ではこの商品は扱っていません。 雲母の切断にご不安の方には試しに切断するための雲母をご提供いたします。 またご希望に因っては切りやすくするために、薄めの雲母基板に蒸着膜を形成することも可能です。 何なりと、ご希望をお申し付け下さい。 中にはレーザーカッターを使われる方も居られます。但し、レーザー切断により金の表面に「汚れ」が付着することが有るようです。ご注意ください。 Scotch Stripping技法 金の薄膜を雲母からセロテープに移してから、好みの寸法に切断する方法です。 少し大きめの金の薄膜上にセロテープを貼り付けます。それを先の尖ったピンセットでゆっくり剥がします。セロテープに金の薄膜が雲母から剥がれて付いてきます。（下の写真を参照） 次に良く切れるハサミで好みの寸法にセロテープ上に張り付いた金の膜をセロテープと共に切ります。つまり、雲母上の金の薄膜ではなく、セロテープ上の金の薄膜としてお使いいただきます。 上の写真での金の蒸着面は元は雲母に面していたものです。ですが、清浄で十分平らで、広いテラスが得られ、ご使用上何ら問題有りません。

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